2007年03月06日

学校評議員、初めて80%超す 「外部の目」指導に好影響

学校評議員、初めて80%超す 「外部の目」指導に好影響

学校運営について外部からの意見を聞く「学校評議員制度」が、公立学校の82・3%に設置されていることが28日、文部科学省の調査で分かった。平成17年度より3・9ポイント増で80%を超えたのは初めて。「外部の目」が学校の指導に好影響を与えていると評価されている。

 「学校評議員」は保護者や地域住民から意見を聞き、学校への理解や協力を得る目的で12年に導入された。

 調査は18年8月1日現在、すべての国公立の幼稚園、小中高校、中等教育学校、盲・聾(ろう)・養護学校約4万2800校を対象に行った。

 学校評議員または類似した制度を設置しているのは、公立学校で3万5042校、検討中が2284校(5・4%)。校種別では、幼稚園1860校(35・5%)▽小学校1万9619校(88・2%)▽中学校8944校(88・5%)▽高校3728校(92・4%)▽中等教育学校14校(100%)▽盲学校など877校(94・0%)−。国立学校262校はすべて設置していた。

 評議員の人数は「4人以上7人未満」が公立で64・8%、国立で71・0%と最多。意見聴取回数は年1〜3回の会合が最も多く公立で82・4%、国立で97・3%だった。意見を聞く内容は「基本的な目標・方針の決定」「学校評価」「危機管理・安全管理」「学校の施設設備」などが多かった。

 東京都練馬区立光和小学校の寺崎千秋校長(全国連合小学校長会長)は、評議員は地域と学校を結ぶうえで有効だと評価する。「例えば、評議員会であいさつ指導の協力を求めたところ、『街ではあいさつしない』と意見が出た。そこで互いに率先して声をかけようと合意、意識しあうことで子供の安全確保にもつながった」という。

 山梨県内の高校では最寄り駅の駅長が評議員に加わり、登下校時の様子を連絡してもらうことで、生徒指導の参考にしている。

 政令指定都市で全校に設置されているのは仙台、千葉、静岡、神戸、広島、北九州の6市、都道府県では岐阜県の98・4%が最高だった。

 
3月6日8時0分配信 産経新聞
posted by ec at 06:07| ニュース・記事・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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